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BACK & FORTH: Antoine Dufour

www.antoinedufourmusic.com

 

エポックメイキング?新境地?最高傑作?

そんな言葉たちが頭をよぎるアルバム。

アコースティックバージョンとエレクトリックバージョンのダブルアルバム。両者まったく同じ曲。

 

彼ならではの、浮遊感たっぷりのギターが曲調とマッチしている。アコースティックバージョンはフィンガースタイルで演奏されているが、音にはエフェクトが積極的にかかっていて、「自然な」音ではない。

 

アコースティックとエレクトリック、同じ曲を聴き比べてみても、ほとんど違和感がない。恐ろしいほど違和感がない。「どっちを先に作ったのか、どっちが本来の姿なのか」という問いかけが不毛な気がしてくる。本人にとって、両者はあんまり区別がないのかもしれない。

 

曲目には、天文、宇宙っぽいワードが並ぶ。宇宙を思い浮かべて聴くとしっくりくる。アルバムコンセプトがしっかりしていて、それを実現するコンポージングができている。こういう作品がまたひとつ、できることで、フィンガースタイルというジャンルの地位が確立していくのだと思う。